金魚をどんぶりで飼う「どんぶり金魚」について解説してきました。きちんと方法を理解して実践すれば、どんぶりのような小さな器でも金魚を飼うことができることがわかっていただけたのではないでしょうか。
でも、金魚は長寿な生きものです。小さなうちは良いけれど、ずっと長くどんぶりで飼うことはできるのでしょうか?
この章では、どんぶり金魚の長期飼育について考えてみたいと思います。どんぶり飼育をやめた方がいいタイミングについて解説します。
毎日の水替えができなくなったとき
どんぶり飼育をやめた方がいいタイミング、ひとつめは「毎日の水替えができなくなったとき」。
生きものを飼うということはその命に責任を持ち、最後までお世話をするということですが、人間の生活サイクルが変わってしまうこともあります。
進学や就職、転職などで生活のペースが変わり、毎日同じ時間に水替えをすることが難しくなってしまうこともあるでしょう。そんなときはどんぶり飼育にこだわらず、手間のかからない飼育方法に切り替えるべき。
毎日水替えができないのにどんぶり飼育を続ければ、汚れた水で金魚を苦しめることになります。
大きい水槽などでしっかり環境を作れば、1ヶ月に1~2回の水替えでも、金魚を飼うことができます。水槽やトロ舟など、広い環境で飼育するスタイルに変更しましょう。
金魚が大きくなってきたとき
どんぶりで育てていた金魚がだんだん大きくなってきて、あきらかに窮屈そうになってきたら、飼育スタイルを変えるタイミングかもしれません。
体が大きくなればフンの量も多くなり、水を汚すスピードも速くなります。泳ぎ回るスペースも狭くなってくると、金魚に窮屈な思いをさせてしまいますね。
あきらかに金魚の体が大きくなったなと感じたら、どんぶりのサイズを大きくすることを検討しましょう。
もちろん、どんぶりのサイズが大きくなれば、毎日の水替えもやや大変になります(用意する水の量もふえますし、器が重くなれば水替えもおっくうになります)。
どんぶりを大きくして毎日の水替えが負担になるようなら、やはり水槽やトロ舟など、広い環境で飼育するスタイルを検討しましょう。
どんぶり飼育は「金魚を大きく育てない」飼育スタイル
金魚の体の大きさは、食べるエサの量と飼育環境の広さで決まると言われています。
どんぶり金魚は、エサを少なく与えることで金魚を小さく保ち、小さな容器で飼うスタイル。金魚を大きく育てない、植物でいえば「盆栽」のような育て方なのです。
金魚の体を小さく保ち、適切な大きさのどんぶりで飼育すること、毎日の水替えを必ずすることを続ければ、どんぶりでの長期飼育は可能です。
毎日金魚をよく観察し、どんぶりのサイズが適切かどうかを確認すること。
自分がコンスタントにお世話ができるのかを見極めること。
少しでも「無理だな」と思ったら、無理にどんぶり飼育を続けずに、別の飼育方法も検討してみましょう。
せっかくお迎えした金魚ですから、お互いに無理なく、元気に飼い続けられるようにしたいですね。

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